2018年02月02日

革命のファンファーレ 現代のお金と広告  西野亮廣

こんにちは、ディライブです。
本のご紹介です。

西野 亮廣さん著、「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」です。



話し言葉で書かれていますので、文体も読みやすいですし、
構成も良いと思います。

こういったビジネス本というのは、ノウハウを拾うために読む人が多いでしょうが、
実際にものにできたり、それからアクションを起こす人はあまりいない印象を
受けます。

そういった人は、また別のビジネス本に手を伸ばすのですが・・・(笑)

この本に書かれている手法や考え方は、非常に参考になるのですが、
一番すごいなぁと思ったのは、

  「自分が何をやっているのかをわかっている」点

でしょう。

私もですが、多くの人は、目的を持ってはじめても、手段がいつの間にか、
無意識に目的化してしまい、脳の狡さも手伝って、ただ単に作業をこなす
ことに従事してしまいます。

結果として、『仕事楽しくない・・・』

その点、西野さんは自分のやっていることに「意識」というか「自覚」が
あるように見えます。この差はでかい。

以前、精神科医の本を読んだ時に書いてあった文章で忘れられないものがあります。
「精神疾患の人が治りそうになってくる時の特徴は、『自分が病気なのではないか?』と
いう自覚が出てきた時です」というものです。

仕事において、冷静に自分が毎日何をやっているのかを自覚出来たら、
どんどん変化を作れるのかもしれませんね。

同じことをやっていたとしても、そこに「興味」がでてくるのかも。


読んでみる価値はあるかもしれません。
アンチも含めて、アマゾンレビューの投稿数が多いですからね。
posted by ディライブ at 16:31| Comment(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学 池谷裕二

こんにちは、ディライブです。
本のご紹介です。

池谷 裕二さん著、「パパは脳研究者」です。



この本は、ぜひ読んでください。
すごくためになりますし、面白いです。

私は池谷さんの本が好きなので、バイアスが入っていますが、
本当に有益な本です。

池谷さんは、頭が良いというか、ちゃんと頭を使っている方です。
それは文章に表れており、私でも理解できるような平易な文章になっています。

深い理解というか、抽象度の高い理解をしている人の文章は非常に
シンプルで、エンドレス説明のための説明みたいなことがないです。

そして、これは池谷さんの文章のうまさの一つですが、
池谷さん自身が、興味深い、面白い、感動したという部分も
合わせて伝えているので、読みながらどんどん引き込まれています。

楽しく追体験させていただいてます(笑)

小さいお子さんをお持ちの方、これから子育てを迎えている方には、
ぜひとも読んで欲しいです。
「ほめることのある危険性」について言及してあります。
これは、ぜひ知っておいた方がいいです。

ほめる対象が子供に関わらず、自分に対しても、
ポジティブシンキングをすることで、陥る危険があるからです。

もし、子育てをしない方であっても、大変有益で、
「認知的不協和」のところは、ぜひ知っておいて損はないです。


最後に、人間はいろんなものを獲得してきて、今の自分があるのだと
教えていただきました。だとしたら、どんな人生であっても、
まだまだ獲得できることがあるかもしれませんね。

池谷さん、素敵な本ありがとうございます。
posted by ディライブ at 14:01| Comment(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月19日

苔のむすまで 杉本博司

こんにちは、ディライブです。
本のご紹介です。

杉本博司さん著、「苔のむすまで」です。



いやー、久しぶりに良い本を読みました。
おすすめです。

杉本さんを今まで全く知らなかったのですが、写真家で今は現代美術家という肩書が
よく見受けられますので、そちらの理解でいいと思います。

この本は連載をまとめられたものですので、一章(数字ではなく、それぞれ題がある)毎に
読めるので、読みやすいです。

美術的な要素を歴史、哲学的に論じています。
特に歴史からのアプローチがとても面白く、造詣の深さが伝わってきます。

改めて、自分の教養のなさを思い知らされました(笑)
(やっぱりモノを知っていると違う楽しみ方ができますね)

連載という形式をまとめたものなので、一定の方向性があるものの、
様々なものが取り上げられており、飽きさせません。

例えば、「不埒王の生涯」という話ではイギリスのヘンリー8世について、
書かれています。ほとんど知らなかったのですが、不埒の裏に見える
当時のヨーロッパ社会が面白かったです。

そう感じることで、一つ気づきを得ることができました。
最近、情報を多く取得することに傾いていたなぁと。

人より先んじて、多く得ることが何か利益を産むような、
多く知っていることが、何か秀でているような、
そんな錯覚を持っていたような気がします。

この方の文章には、「間」があります。

その「間」を使って、芸術の世界に、歴史の中にダイブしてみてください。
広く浅い世界ではなく、深い世界に飛び込んでみてください。

誰もあまり行かないところだからこそ、得るものがあるはずです。
おすすめです。一読の価値はあります。

レヴィストロースが、「芸術は贈与である」という言葉を残していますが、
もし、その言葉が本当であるならば、この本は私にとっては立派な芸術です。

追伸:元寇についての記述があります。一応、最新の研究ではいわゆる「神風」は、
   元の軍勢が引き上げる時に起きたもので、あの暴風雨でやっつけたわけではないと
   言われています。

   歴史の受け取り方一つで、人間の考え方も変わるので、ご注意を。
posted by ディライブ at 11:15| Comment(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする